C(ちょっとだけ) T(テックな) O(おじさん) になって思うこと

こんにちは。 TradFit という会社で C(ちょっとだけ) T(テックな) O(おじさん) をしています。hugtech です。オランダに住みながら、フルリモートでCTOをするというおそらく稀有なシチュエーションで、楽しく働いています。実は(というほどのものでもないのですが) 僕の今の状態は、TradFit だけではなくて、DigitalCube の エンジニアだったり、ハコスコのインフラ担当だったり、案件ベースのアプリケーション製作だったりと、いろんなところで生かされている人間です。

ロールが変わった途端、LinkedIn から大量の営業メッセージを受けて、超戸惑っています。ロールが変わっただけで、こんな来るんですね。

今日(4/27)は、オランダ国王の生誕祭です。Koningsdag と言います。国中がオレンジに染まり、そこら中の道端でDJがレコードを回し、各々が売りたいもの勝手に商売し、老若男女が踊り狂う、それがオランダ国王の生誕祭です。過去のKoningsdag は 家族でフリーマーケットを出し、夕方になったら帰って早めに寝る、というのが通例でしたが、今年は、夕方くらいから外出させてもらい、酒瓶と空き缶とこぼれたビールでベタベタになった表通りで、見知らぬ人と踊り狂いながら、スピーカー前の最前列で生誕祭を堪能しました。最後に買ったお酒は踊ってるうちに全部こぼれました。

さて、前置きが長くなりましたが、酔った勢いなのか、妙に頭がスッキリしていて、いろんなモヤモヤが吹っ飛んだので、その勢いそのままに書きます。主に、「採用」に関することです。

結論から先に言うと、

Amazon AlexaやConversational UI が好きな人、または興味のある人と長く一緒にやりたい

ということです。

いろんな営業メッセージをもらいました。でもどれもしっくりこない。この感覚はなんなんだろう、とずっと考えていました。必要そうだ、と言うのは理解してるんです。TradFit は メジャーなスマートスピーカーをホテル向けにカスタマイズしてサービスを提供する会社です。ガッツリとスクラッチで開発をしている会社と比べると、開発のボリュームはそんなに大きくはないです。でも、少ないメンバーで回しているし、開発もないわけではなく、ちゃんとあるので、手は足りない状態です。助けて。でも、営業メッセは一応読みますが、前のめりに進めようとは思わないんです。採用難しいですね。

でも、今はっきりしました。それは、付帯なくいえば、汎用的な用途としてのスマートスピーカーという市場はShrinkしていると思います。感覚的にもそれはわかると思います。それでも、僕がAlexaを続ける理由は、やっぱり声によるインタラクションと人間的なやりとりに惹かれているからなんです。こんな状況でもAlexaや声によるインタラクションが好きで個人開発を続けている人たちがたくさんいて、そういう人が結構もがいてる状況もすごく理解できます。そういう意味で、僕は幸運な状況にいます。

逆に考えると、今でも Amazon Alexa が好きで、開発を続けてる人たちは、間違いない、という確信があります。一緒に仕事できたら楽しそう、という直感もあります。だから、誰がどうあれ、一緒に長く仕事ができる人とやりたいんです。

でも、だからといって、ハードワークすぎてしんどくなるのもいやなんです。なので、僕はいつも2つ目にはこの質問しています。(最初は、「Alexa好きですか?」って聞きます)

あなたとあなたの家族が幸せに不自由なく暮らすための金額っていくらですか?

いろんな状況、いろんな境遇、いろんな理由があります。もちろん TradFit はまだまだ小さなスタートアップです。全ての希望を叶えられるかといえばそうではないかもしれません。コストの安い会社にお願いすることもできます。その方が良いかもしれません。でも、僕の直感として、そういうのは嫌なのです。長く一緒にできることで、安定もするし、安心もするし、興味のある分野だから続けられるというのが、いい状況だと思うからです。

いろいろわちゃわちゃ書き殴りましてごめんなさい。酔ってるので許してください。

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