サイトの譲渡で広がるShifterのユースケース

こんにちは。hugtech です。オランダ4年目?のフリーランスなプログラマーです。どうも。

この投稿は、Shifter Advent Calendar 2021 9 日目の記事です。さて、今日のテーマはこちら。

2021年の11月から サイトを別のShifterアカウントに譲渡できるようになりました。みなさんご存知でしたか? 今回はサイト譲渡が活きるユースケースについて考察してみたいと思います。

ケース1、納品として譲渡

Web制作の受託では、概ね上の3つのパターンがあると思います。

  1. お客さんのShifterアカウントにサイト構築するケース
  2. 受託側のShifterアカウントにサイト構築するケース
  3. 公開までは受託側のShifterアカウントで開発をして、できたらお客さんのShifterアカウント上に最終成果物を納品するケース

これまで3のパターンは少々複雑でした。なぜなら、ALL_IN_ONE_WP_MIGRATION プラグインでサイトをエクスポートして、お客さんのShifterアカウントでリストアするという手順が必要だったからです。サイトの譲渡ができると、この手順はなくなり、お客さんのShifterアカウントに対して、譲渡リクエストを送るだけです。

お客さんがShifterアカウント上で譲渡リクエストを承認すれば、それだけで納品完了。スバラシイ!!なんて簡単なんだ!(ステマ

ケース2、部署間でのサイト移管

大きな組織での運用を考える場合、これまでのShifterではチーム機1つのShifterアカウントの下に部署ごとのチームを作ってサイト管理するのが定石でした。しかし、部署がそれぞれ独立した決裁機能を持っている場合です。Shifterアカウントには複数の支払い情報を登録できないので、管理部、経理部が最終の決裁管理しているケースではうまくいきますが、今回のケースではチームの移動はできるけど、決裁方法は動かせない。という課題に当たります。

サイトの譲渡があるとこのケースが簡単に解決できます。それぞれの部署でShifterアカウントを作ってサイトを管理するパターンはどうでしょう。

サイトを他部署に移管したい、となった場合、その部署のスコープでShifterアカウントを作ってもらい、そのアカウントにサイトを譲渡します。

部署間と言いましたが、たとえばグループ会社間でサイトを移します、といった場合にはこの機能が効いてくるのではないでしょうか。

サイトを譲渡すると、次の支払いサイクルからは譲渡先での決裁となります。サイトの譲渡は決裁権の譲渡でもあるのです。

ケース3、役職が変更になった

たとえば、これまでチームのメンバーだった人がディレクターになり、サイトを管理する立場になったケースを想像してみます。

Shifterではロール機能があり、チームのメンバーに権限付与して運用していると思います。これまでAさんがチームのオーナーとして管理していたサイトを、今年昇格したBさんにすべて次のオーナーとして委譲する場合、BさんをAdministratorsのロールにいれただけでは不十分な場合があります。決裁系の操作は依然Aさんしかさわれないので、Bさんは最終的な決裁権をもてないままの状態になってしまいます。これでは中途半端ですよね。

このようなケースでは、Aさんがオーナーとして管理していたサイトをすべてBさんに譲渡してしまえば、Aさんは真にサイト管理者の役割から解放されることになります。

ケース4、アカウントクローズにともなうサイト譲渡

Shifterアカウントはクローズしたいが、サイトは活かしておかないといけないケース、Shifterアカウントを作り替えて、そちらにサイトを移したいケースはしばしばあるように思います。

この場合もShifterのサイト譲渡機能は有効に使えます。移行先のShifterアカウントを作って、そちらにサイト譲渡した後、移行元のShifterアカウントをクローズすれば、サイトは活かしながら、別のアカウントに移すことができます。

いかがでしたでしょうか。サイト譲渡は「サイトを別のオーナーに移すことができる」、というシンプルな機能ですが、これまでShifterでは複雑だった手順を簡略化するよいツールとなれるかもしれません。Shifterのユースケースがまた広がってくれればと思います。